子育て日記

高齢で出産したワーキングマザーの日々の記録です

わが子を東大に入れたいか

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こんにちは、ユーカリです。

幼稚園年中、5歳の娘ハナを子育て中です。

 

ある先輩ママから佐藤亮子さんの本をいただきました。

佐藤亮子さんとは、兄弟4人を東大に合格させたお母さん、通称佐藤ママです。 

志望校は絶対に下げない! 受験で合格する方法100

志望校は絶対に下げない! 受験で合格する方法100

 

 

実はその前に、 

「灘→東大理III」の3兄弟を育てた母の秀才の育て方

「灘→東大理III」の3兄弟を育てた母の秀才の育て方

 

 を読んでいまして、ひとことでいうと、私は佐藤亮子さんが大好きになっていたのです。

ちょっと引用します。

 

わが家では、子どもたちの学校の準備はお母さんの仕事です。

体操服やお弁当包み、クラブのTシャツや靴……すべて私が準備していました。

(中略)

私は、子どもが高校を卒業して親元を離れる18歳まではすべて親の責任、親の仕事だと考えています。

 

一番冒頭の部分です。

私はもうここで、グッと心をつかまれてしまったのですよね。

「こんなこと当たり前だ」と思う親御さんもいらっしゃるでしょうし、反対に「過保護すぎる」と思われる方もいるかもしれません。

 

子育てとは、自分がされた教育を振り返ることだと思います。

私は放任気味の両親に育てられ、身支度も幼い頃から自分でしていたため、佐藤ママのこの観点はまったくありませんでした。

(そのせいか小さな頃はよく忘れ物をしました)

今思うと娘のハナにも3歳くらいから、お片づけや身支度を自らするよう、強いていたような気がします。

 

わが子を東大に行かせることの是非は、正直言って分かりません。

でもシンプルです。

日本で一番難しい大学・学部を目指して親子で努力するということですから。

 

ハナが勉強が好きなのかどうか、まだ分かりません。

が、親の私がハナの可能性を潰すようなことだけは絶対にしたくないというのが、自分の受けた教育を振り返っての偽らざる気持ちです。

佐藤亮子さんのメソッドはルールが事細かにあり、それは上記の本2冊を読めば理解できます。

メソッドの背景には濃やかな愛情があります。

 

関連して和田秀樹さんの本も読みました。

 引用します。

 

最近の親御さんの多くは自分の子どもを東大に入れようといった夢は持たないようになってきたように見えます。(P20)

 

これは、「それはそうだろうなー」とも思う。

多様性が重んじられるようになり、東大一択が必ずしも最良の選択か分からない時代に生きていること、東大卒の官僚の情けない姿が連日報道され、そこに夢や希望を見いだしにくいことも関係なくはないでしょう。

また、橘玲さんの

言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)

言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書)

 

この本も、影響しているかも。

私はKindleで親本を読んだのですが、平たくいってしまうと、「頭の良し悪しは遺伝で決まるから、親が努力しても報われない(逆に子どもの不出来は親のせいではない)」というような箇所があります。

※あとでしっかり引用できるようだったらします。今、Kindleリーダーが手もとになくて。

 

私の結論は、橘玲さんの言葉を「そうだろうな」と頭では受け止めつつ、一旦忘れて、教育に没頭するようにしよう、というものです。

私は橘さんの詩的な文章で綴られた人生設計の本も(小説も)決して嫌いではないのですが、人は経済的合理性や真実だけに突き動かされて生きて行くわけではないのだな、と感じることがよくあります。

ちなみに最近の本ではこれが一番面白かったです。

 

80's エイティーズ ある80年代の物語

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